COLUMN経営コラム
マーケティング
2023.01.03
自社サイトへのアクセスを加速させるコツ3選
あなたの会社はホームページを作っただけで満足していないだろうか。
多額の制作費をかけてきれいなサイトに仕上がったので、自然にアクセスが増え商品の成約につながっていくと思っている人はたいへんな間違いである。
何かの情報を探すユーザーは、最短かつわかりやすいWebページに辿り着くことを望んでいることから、SEOの観点からも検索結果ページの上位表示は不可欠だ。
自社サイトが上位表示されるためには、多くのユーザーからのアクセスが不可欠であり、当然のことながら待っているだけでは効果は得られない。
さて、この記事では自社サイトへのアクセスが格段に増えるコツについて3つ紹介していく。
魅力的なタイトルをつける
Googleは検索結果のクリック率を検索順位の評価のパラメーターに入れている可能性が高く、その点を考慮してもクリックされやすいタイトルは重要だ。
たとえば、あなたが新幹線の乗車券の買い方の記事を書くとする。
このとき、タイトルをストレートに「新幹線の乗車券の買い方」とすると、無味乾燥なものになってしまう。
そこで、以下のような工夫を凝らしたタイトルにすることで、ユーザーに興味を持ってもらえるようにするとよい。
初心者用の言葉を入れる
「初めて新幹線に乗る人のための得する乗車券の買い方」
まとめにする
「新幹線の乗車券を買う方法のまとめ」
具体的な数字を入れる
「3割引きで新幹線の乗車券を買う方法」
「3日前でも新幹線の指定席券を買える方法」
複数のテクニックを厳選する
「新幹線の乗車券を格安に買うための3つのポイント」
「新幹線の乗車券を格安に買うために知っておきたい方法5選」
説得力がある人を持ち出す
「年間30回以上新幹線を利用して出張する商社マンが教える、超お得な新幹線の乗車券購入方法」
ストーリーを作る
「いつも正規料金で買っていた私が、3割引きで新幹線の乗車券を手に入れた方法」
強調や煽りの文言を入れる
「絶対に知っておきたい」
「これを知らないと損する!」
「凄い!」
ただし、上記のテクニックを活用すればなんでもいいという訳ではない。
自分の取り扱う記事テーマのターゲットとなるユーザー属性(年齢・性別・職種・関心事など)によっても、微妙に傾向がずれるからだ。
共通した正しい答えがあるとは考えずに、色々なタイトルを工夫して相性のいいものを見つけることが大切である。
また、タイトルと内容が極端にずれるのもよくない。
いくらクリック率の高いタイトルであっても、内容が伴っていないWebページはGoogleの検索結果順位が低下する仕組みになっているのである。
一定のクリック率が確保できるのであれば、決して極端に煽らず、シンプルに興味を引くタイトルに押さえ、コンテンツの充実に注力する方が賢明なのだ。
最後まで読みたくなるコンテンツのポイント
Googleの検索エンジンは、ユーザーの行動が反映されるような仕組みになっている。
したがって、「最後まで読みたい」と思うような記事は相対的に有利に働くことになる。
以下に、最後まで読みたくなる記事のポイントを3つ解説する。
最初のつかみを工夫することが重要
◆ 具体的なメリットを最初の見出しや1文で表現
たとえば、「仕事の効率を上げる」が記事のテーマであった場合、初めに「私は、この仕事術を実践することで、3年後に年収が2倍になりました」というように、この記事を読むことで具体的にどのようなメリットを得られるのかを分かりやすく表現する。
これだけでユーザーは、「どれどれ、読んでみるか」という気になるものだ。
◆ 意外性のある1文から始める
冒頭から「あなたが、どんなに仕事術に関する本やブログを読んでも、絶対に仕事のスピードが変わることはありません。なぜならば・・・」というような文章から始めると「仕事の効率を上げる記事なのに、どうして仕事術のテクニックを批判しているんだ?」と疑問に思って続きが読みたくなる。
記事のタイトルやテーマからすると正反対であったり、突飛な文章から始めることで、読者を食いつかせることができる。
◆ 疑問文で文章を始める
「なぜ、ほとんどのビジネスパーソンは、毎日効率を上げたいと思っているのに時間に追われる結果となるのでしょうか?実は、その理由はたった一つなのですが、ご存じでしょうか?」というように、疑問文を使って文章を始めると、読者を引き込みやすい文章になる。
文中・文末の曖昧表現に注意する
文章に断定しない曖昧表現が多いと、読者の読み続ける気を大きく削ぐことになる。
たとえば、文中に「たぶん」「もしかすると」「おそらく」「かもしれない」「思います」といった表現を多用すると、文章の説得力が落ちてしまう。
さらには、文章全体がぼやけて、読者は文章を読みにくく感じて離脱につながるのだ。
ただし、この曖昧表現は、文章を書いていて少しでも自信がないようなとき、気づかずに使っているケースが多いので、書き終わった後に文中に曖昧表現を多用していないか、校正段階でチェックすることが重要である。
1文の長さで、読みやすさと知性をコントロール
1文が長い文章というのは、一般的に読みにくい文章になりやすいと言っていいだろう。
1文の長さが複数行になる場合や、文字数の目安として150文字以上になる場合は、明らかに文章に読みにくさを感じてくるようになる。
そのようなときは、句読点で文章を分けるようにするだけで、ユーザーは読みやすくなる。
しかし、文字数コントロールで難しいのは、「ある程度文章が長い方が、読者は記事に知性を感じる」という点である。
記事の書き手として権威を高めたいのであれば、必ずしも記事を短文に収めることが適切とは言えない。
これについては、ターゲットとする読者層、あるいは検索されるキーワードなどによって判断するとよいだろう。
マメにWebサイトを更新する
検索エンジンの評価基準として、「Webサイトが新鮮で優良な情報を提供し続けているか」というものがある。
簡単に言えば、「Webサイトの更新を定期的にしているか」「古い情報がアップデートされているか」ということだ。
ただし、現実には長い期間まったく更新していないのにも関わらず上位表示しているサイトも存在する。
これについては、情報の鮮度かコンテンツの質かというGoogleの判断なのだろうが、いずれにしても更新しないよりは更新した方がいいことは明らかなので、適度の更新は意識しておくべきである。
具体的には、最低2週間に1回の更新を心掛けておけば十分である。
また、すでにあるWebページを更新するだけではなく、新しいページを追加することが肝心だ。
検索キーワードを意識しながら随時ページを増やしていけば、スモールキーワードでのSEO対策にもなり、更新頻度も確保されるので、一石二鳥である。
現実的には、ページ数を増やしたことによるアクセス数増加の方が、効果が高いくらいなのである。
しかし、いくら定期的に更新していてもネタに困る場合がある。
そんなときにお勧めしたい2つの方法を紹介する。
1つ目は、メルマガの利用だ。
もし、メールマガジンを定期的に送っているのであれば、メールマガジンのコンテンツを「バックナンバー」としてWebサイトに追加すればいい。
2つ目の解決策は、仕事に関わるニュースの考察を書くことである。
自社の業種に関するニュースをネット上から集めてきて引用しつつ、独自のコメントや見解を書く。
これだけなら、ネタに困ることもなく、定期的に更新できる。
ただし、引用よりもコメントのボリュームが多くなるように留意することが大事である。
まとめ
この記事では、自社サイトへのアクセスを増やす3つのコツについて解説してきた。
しかし、最も重要なのは「ユーザーが求める質の高いコンテンツ」を提供し続けることである。
そのためには、競合他社のサイトなども研究し、自社に不足している部分を取り入れたり、強みを活かした情報発信も怠ってはならない。
「アクセス数は増えたのに成約につながらない」「自社サイトのブログ記事のネタが見つからない」などでお悩みの経営者の方、またはWeb運営担当者の方は、是非一度未来マーケティングに相談して頂きたい。
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