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2019.10.16

SNSの口コミを拡散させる口コミ戦略とは?

SNSの口コミを拡散させる口コミ戦略とは?

あなたの会社はどのような方法で集客されているだろうか。

インターネット広告の技術が進化した今、デジタル媒体ではGoogle広告やYahoo!広告、SNS広告、YouTube広告などを採用する企業は多い。しかし、インターネット広告に高い広告費を投資しているにもかかわらず、想定していたような効果が得られていないと感じた経験はないだろうか。

インターネット広告が効果が出られない理由として、SNSや口コミサイトで消費者自身が情報の評判を確かめられる環境にあることが挙げられる。

特にSNSが発達したことで、上手なキャッチコピー、言葉巧みな営業だけでは消費者は商品を購入しなくなった。消費者は商品の購入を検討する際、自らSNSや口コミサイトで企業や商品の口コミを確認し、比較検討の上で商品の購入を決定している。

本記事では現代社会における効果的な集客方法をご紹介したい。

世界中から注目される口コミ戦略

現代社会において、効果的な集客の戦略のひとつに口コミ戦略が挙げられる。

口コミ戦略は、従来の広告のような企業側からの一方的な情報発信とは違い、一般消費者から伝達されてくる口コミは非常に受け入れられやすいという特徴を持っている。口コミ戦略は大企業をはじめ、世界中のベンチャー企業から注目を浴びており、常識を覆す集客効果を実現した成功事例も数々誕生している。
参考:口コミマーケティングの手法・成功事例について紹介します

また、口コミ戦略は経営資源が豊富にある大企業にかかわらず、比較的低価格で取り入れることもできることから中小企業や個人事業主からも人気を集めている。

口コミ戦略のメリット

高い費用対効果【調査データ有】

口コミ戦略の最大のメリットは費用対効果の高さにある。

マーケティングリサーチ会社大手のクロス・マーケティング社の調査結果では、消費者が商品の購入を検討する際、実に約8割がオンライン上の口コミを参考にしており、さらにその数は増加傾向にあるということが分かった。
引用:オンライン上の口コミ利用に関する実態調査(クロス・マーケティング社調べ)

そのユーザーの行動心理を利用した口コミ戦略は、ユーザーの感覚や脳そのものを直接的に刺激することができ、広告のような「理解」までの過程が短縮されていることから、国内外問わず世界中の企業が活用している。

日本企業の多くが利用しているインターネット広告では、ターゲティングが優れているという機能の反面、利用者数に変化がないにもかかわらず、検索キーワードの入札額が高騰し続けているというものがある。

インターネット広告の費用は、コンバージョン(購入・問い合わせなどの成果)を得るために最低月数十万円かかるのに対し、口コミ戦略は低価格のもので1回数万円程度から開始できるなどコストの差は歴然としている。

口コミは企業の資産となる

自社の良質な口コミをこのような口コミサイトに蓄積させるということは、今現在の利益のみならず、その後のマーケティング戦略の効果を増大させる重要な資産となる。

口コミ戦略における口コミは、インターネットやSNS上の資産としてデータとして蓄積され、数年先であっても消費者が商品の比較検討を行うときに確認できる貴重な情報となる。

口コミ戦略のビジネス利用

口コミ戦略を実施するにあたり会社規模や業種に制限はない。

あなたは商品を購入する際、何を基準にして商品を購入しているだろうか。おそらく、周囲の人に聞く以外に商品の口コミやレビューを確認したり、価格が高額になればなるほど情報を取り入れようと慎重になることだろう。
それは立場が個人であるときも、リーダーであるときも同じことがいえる。

また、企業の利益となる口コミとは、100%良い評判で埋め尽くされているものではなく、多くのポジティブな評判と、一部のネガティブな評判が組み合わさっているものであることが多い。そのポジティブな評判と一部のネガティブな評判が合わさった口コミがはじめて、売上や信頼というブランドの確立に結び付けることになる。

口コミの拡散性


口コミ戦略の特徴として、口コミの拡散性の高さというものがある。

当日発信した情報がすぐにニュースになるということも実際にあり、話題性の高いものや共感呼ぶ口コミは非常に早く、そして広く拡散していく。
また、口コミ戦略は数を重ねるごとに効果を増していき、口コミの拡散に比例してファンも増加していく傾向がある。

まとめ

企業戦略とは常に消費者に向き合って行っていく必要がある。日本国内でも1億人以上のアクティブユーザーが存在するSNSは、企業にとって絶好のPRマーケティングを行うことができるネットワークだ。

今までの広告に限界を感じている場合、ぜひ口コミ戦略を積極的に採用してみてはいかがだろうか。

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