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マーケティング

2019.09.10

事業を成長させる「勝利のブランディング」とは

事業を成長させる「勝利のブランディング」とは

企業の売上を決める重要な要素に「ブランディング」がある。

ブランディングとは、会社やお店が生き残っていくための重要な戦略のひとつであり、お客様に競合他社と区別してもらう大切な目印となるものだ。

本記事では1つの業界に着目しながらブランディングの成功事例やメリットをご紹介する。

黒字店舗の共通点

万年黒字の企業には1つの共通点がある。

それはブランディングされているということだ。また、ブランディングの構築においても、ホームページのみではなく、SNS、カタログなどさまざまなチャネル(集客媒体)を通してブランド価値を伝えている。

競合他社との競争に勝ち、自分たちの存在や商品自体をお客様に知ってもらっている土屋鞄製造所の成功事例をご紹介しよう。

最後まで世界観を貫く土屋鞄製造所


土屋鞄製造所(以下、土屋鞄)は、1965年にランドセルの製造から事業を開始した会社だ。
1998年にEC事業を開始し、モール型のECサイトに出店した。しかし、「独自の世界観を十分に表現できない」という理由から自社のECサイトも開設した。

土屋鞄は使いやすさにこだわった商品自体のデザイン性や、職人の高い技術力に裏付けされた丈夫さが特徴で、長く愛されるシンプルな商品づくりを徹底している。
土屋鞄は運営していたECサイト、SNS、ブログやカタログまで、お店にかかわるすべてのチャネルにおいてその世界観を統一させたいという想いがあった。「雑なつくりでは整合性がとれない」とどのチャネルも丁寧にその世界観を表現し、デジタルという領域においても方向性のブレを示すことはなかった。

基本的にホームページデザインやSNSの運営、構築が専門外である場合、外注のデザイナーに任せきりになることも珍しくないだろう。また、依頼するのはプロのデザイナーであるため、納品時はきれいな仕上がりになっているかもしれない。

しかし、そのきれいに仕上がったデザインは、顧客の目にはどのように映るだろうか。
ブランド構築とはすでにその時点から始まっている。

土屋鞄では、ECサイトやSNSの運用を専門におこなうチームはなく、すべてのチャネルの運用は販売促進部のメンバーが兼務している。デザインや撮影、販促物のライティングなどをすべて自社社員がおこなうことにより、会社全体の世界観の統一を実現することができた。

土屋鞄の主力製品は5万円~と決して安いものではない。
しかし、土屋鞄の「温かさ」がブランド化し、それに親しみをもったお客様が「それでもその商品が欲しい」と買い求めに来るのだ。

ブランドを理解するということは、自社の戦略を理解することだ。
ブランドを構築するにおいて、どんな企業やお店にしたいのか、どのような役立つ商品を開発したいのか、顧客にどのようなブランドイメージを抱いてほしいかを定める必要がある。

まとめ

競合他社がひしめき合うなかで勝ち残り、そして事業を成長させるには「他社との違い」が明確でなければならない。
ブランディングとは、自社のルールブックであり、お客様にとっての目印となり企業を勝利に導くことができる武器であるため、決して無視してはいけない。

弊社では「自社が他社よりも優れている」という差別化を可能にしたコントロールメディアを構築しており、実際に数多くの市場独占事例、売上向上事例を持つ。
もしコントロールメディアに興味がある場合は検討してはいかがだろうか。

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