COLUMN経営コラム
マーケティング
2020.05.30
利益を生むブランディングの必要性とは
ブランディングの必要性
あなたの会社はブランド戦略をとりいれているだろうか。
ブランド戦略とは、会社や商品のイメージづけをおこなう戦略のことで、イメージ(安心感や高級感など)が確立されていることをブランディングという。
実は、日本の中小企業のほとんどはブランド戦略をおこなっていない。したがって、どのような商品かのイメージを持たない商品を売っていることになる。
しかし、利益をあげている企業はブランド戦略を積極的におこなっている。
自社がブランディングされているときの商談成約率の高さ、信頼の実感がわかっている経営者はブランド戦略をしないという選択肢はない。自社商品はどうしたらもっと効率よく売っていくかという考えが常に思考のなかにあるからだ。
消費者は同じ商品が並べられていた場合、信頼性や権威があるものを選ぶように行動心理学でも証明されている。
本記事ではブランド戦略の重要さについて紹介していこう。
ブランド戦略を理解する。
ブランド戦略は、集客と利益を最大化する重要な戦略となる。
ブランド戦略で得られるメリットは以下のように数多くあり、すべて会社の財産となるものだ。
・お金
・消費者からの信頼
・取引先企業からの信頼
・取引先銀行からの信頼
・知名度の向上
・仕入れコストの削減
・広告宣伝費の削減
・リピート率向上
・競合との差別化
・価格競争の回避
・販路拡大
これらすべてに共通することはお金だ。
つまり、ブランディングをおこなわないということはキャッシュを損失していることを意味する。
ブランド戦略は直接的に会社のお金を増加させる欠かしてはならない戦略となる。
ブランドイメージの差別化
アメリカの経営学者マイケル・E・ポーター(ハーバード大学経営大学教授)の競争戦略論にブランドイメージの差別化というものがある。
参考:ポーターの競争戦略類型:3つの基本戦略
マイケル・E・ポーターが唱える5つの差別化戦略のなかで、最も力を発揮する要素がブランドイメージの差別化としている。
①製品設計の差別化
②ブランドイメージの差別化
③テクノロジーの差別化
④製品特徴の差別化
⑤顧客サービスの差別化
⑥ネットワーク(流通)の差別化
ブランドイメージの成功例「ワンダ モーニングショット」
人気アイドルグループのテレビCMでブレイクし、ブランディングに成功したアサヒ飲料の缶コーヒー「ワンダ モーニングショット」。
缶コーヒーのジャンルでは、コカ・コーラ社の「ジョージア」がNo1のシェアを占め、さらにUCCなどの競合他社がひしめき合っていた。
その中でアサヒ飲料はこの「朝専用缶コーヒー」を販売する。
通常、朝専用などに限定することは購入数が減ってしまうと懸念するだろう。しかし、アサヒ飲料は他社との差別化戦略と「朝専用コーヒー」というブランド戦略を用いて投下した。
現在はカフェインを増量しているとのことだが、販売当時は他の商品とほとんど中身は変わらなかったという。
こうしてアサヒ飲料の差別化戦略とブランド戦略により商品は大ヒットすることとなった。
まとめ
ブランド戦略には世界の専門家が示したさまざまなフレームワークがある。
しかし、ブランド戦略をおこなうにあたりそれほど難しく考える必要はない。自社の顧客が好み、迷わないイメージをシンプルに決めるだけいい。商品名やキャッチコピー、POPの文字や色彩などで商品イメージはガラっと変えることができる。
ブランディングされた商品の成約率は各段に高まる。弊社では数々のブランディングを成功させてきたコントロールメディアでの集客サービスを提供している。もし他社との差別化やブランディングを成功させて事業を成長させたいとお考えの場合、弊社まで気軽に問い合わせてみてほしい。