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2020.12.14

経営を左右する認知バイアスとは?具体例と対策方法を紹介

経営を左右する認知バイアスとは?具体例と対策方法を紹介

盛者必衰とはよく言ったものだが、なぜ、盛者は衰えてしまうのだろうか。その謎の答えは、先入観や偏見、いわゆる「認知バイアス」にあるのかもしれない。
今回は、経営者が注意すべき認知バイアスの具体例と認知バイアスの罠にかからないための対策方法を紹介する。

経営者が注意すべき認知バイアスの具体例


認知バイアスにはさまざまなものがあるが、経営者が特に注意したい認知バイアスの具体例としては、以下の5つが挙げられる。

自信過剰バイアス

自信過剰バイアスとは、自身の知識や経験を過信することによって生じる思い込みを指す言葉だ。
童話「ウサギとカメ」では、自身の足の速さを過信したウサギが途中で昼寝をし、カメに敗北している。このように、自信過剰バイアスを乗り越えることができないと、自身の力を過大評価してしまい、冷静な視点を失って不適切な判断や対応をしてしまう。過去に大きな成功を収めたことがある経営者は、この自信過剰バイアスに陥りやすいと言われている。「初心忘るべからず」の言葉を胸に、どのような物事にも謙虚な姿勢で対峙しよう。

利用可能性バイアス

利用可能性バイアスとは、想起しやすいものを優先してしまう心理状態を指す言葉だ。
スーパーで買い物をする際、テレビCMの謳い文句を思い出し、商品を選択していることはないだろうか。また、いつも買っている商品だから、知人が勧めてくれた商品だからと、他の商品には目もくれず、同じ商品を選び続けているという人もいるのではないだろうか。この利用可能性バイアスを克服できないと、最良の選択肢を見逃し、大きな損失をしてしまう可能性がある。巨額な資金を動かす権利を持つ経営者は、普段見逃しがちな情報にも注意を向けるように心がけよう。

代表性バイアス

代表性バイアスとは、ある物事に対して抱いている思い込みから離れられなくなっている心理状態を指す言葉だ。
多くの人は女子トイレの入り口はピンクや赤、男子トイレの入り口は青で塗られているものだと考えているだろう。しかし、もし、青い女子トイレとピンクや赤の男子トイレが並んでいたとしたら、間違えて違う性別のトイレに入ってしまう人が続出してしまうだろう。このように、代表性バイアスに陥ってしまうと、誤った判断を下してしまう可能性が高まる。マーケティング施策を練る際などには、特に注意してほしい。

確証バイアス

確証バイアスとは、自分の考えを肯定する情報ばかりを集め、自分の考えを否定する情報を排除しようとしてしまう心理状態を指す言葉だ。
仮に、「漢文の勉強は無駄」と考えているとしよう。確証バイアスに囚われていると、「漢文の勉強は何の役にも立たなかった」という情報ばかりを集めてしまい、「日本初のノーベル賞受賞者である湯川秀樹は、幼少期に漢文の素読をしていた」という情報を得たとしても、「漢文以外にも勉強をしていたはずだから、漢文は関係ない」と軽視してしまう。重要な情報を見落として好機を逸してしまわないようにするためにも、経営者は反対意見にもしっかりと耳を傾けるように心がけよう。

損失回避バイアス

損失回避バイアスとは、得をする喜びよりも損をする恐怖の方が重大なことのように感じられる心理状態を指す言葉だ。
もし、参加すれば確実に1万円を手に入れられるイベントと、優勝すれば100万円を手に入れられるイベントとが同時に開催されるとすれば、どちらのイベントを選ぶだろうか。おそらく、多くの人は、確実に1万円を手に入れられるイベントを選ぶだろう。このような損失回避バイアスに翻弄され、目先の損失を回避することに注力していると、将来得られるはずだった大きな利益を失ってしまう可能性がある。「損して得取れ」という言葉があるように、経営者には長期的な視点を持って経営の舵を取ってほしい。

認知バイアスの罠にかからないための対策方法


今回取り上げた5つ以外にも、認知バイアスにはさまざまな種類のものがある。あらゆる認知バイアスの罠にかからないための対策方法としては、以下の3つが挙げられる。

クリティカル・シンキング

物事を考える際、なぜそのように考えるのか、その考えは本当に正しいのかを客観的に分析するクリティカル・シンキングを行えば、認知バイアスの罠から逃れることができる。クリティカル・シンキングは、批判的思考と訳されるが、重要なのは自分の考えを否定することではない。自分の考えに疑問を持ち続け、物事の本質を見極めることこそが、クリティカル・シンキングの目的だ。普段からクリティカル・シンキングを実践するように心がけ、経営に役立てよう。

マインドフルネス

今、この瞬間に起きている物事、状態をありのままに受け入れるマインドフルネスも、認知バイアスの克服に役立つと言われている。マインドフルネスは、認知行動療法の1つだ。感情的になっているとき、瞑想のように心を無にして呼吸に集中し、思考をリセットすれば、冷静さを取り戻すことができる。経営戦略を練るときや会議を行うときには、5分ほどマインドフルネスを実践し、客観的な思考ができるように心を整えよう。

まとめ

人であれば、誰もが多かれ少なかれ認知バイアスにかかっているものである。しかし、認知バイアスは、ときに大きな失敗を招くため、注意が必要だ。特に、経営者は、自信過剰バイアス・利用可能性バイアス・代表性バイアス・確証バイアス・損失回避バイアスといった5つの認知バイアスに注意してほしい。

クリティカル・シンキングやマインドフルネスを実践すれば、認知バイアスの罠にかからなくなると言われているが、これらは1人で実践するより、複数人で実践した方が高い効果を得られるだろう。盛者必衰の理を打ち破り、百年企業を目指したいのであれば、社員全員で認知バイアスの克服に取り組もう。

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