COLUMN経営コラム

マーケティング

2019.08.07

2019年IT最先端アメリカで行われている集客とは

2019年IT最先端アメリカで行われている集客とは

2019年IT最先端アメリカで行われている集客とは

従来の日本におけるWEB集客はPPC広告を使ったマーケティングが主流だった。より多く見込み客を獲得し、自社ホームページやブログなどに流し込んでコンバージョン(成約)に結びつけるという考え方が根付いている。

しかし、IT最先端アメリカではそのような量を重視する考え方から、見込み客の属性・状態・ニーズをより細かく分析し、それぞれのターゲットに最適なメッセージを送ってコンバージョンにつなげていくという「量から質」へのマーケティングに変化している。

2019年6月3日、Googleがコアアルゴリズムアップデートを実施

Googleが実施したコアアルゴリズムアップデートとは、Googleが検索アルゴリズムの基盤を見直し、新たに変更を加えるというアップデートだ。これは年に数回変更を行い、そのほとんどが予告なしに実施される。

Googleは、ユーザーがより快適かつ迅速に、正確で有益な情報に辿り着ける検索エンジンを目指すと明言している。つまり、このコアアルゴリズムアップデートにより、質が重視されていないサイトの上位表示は困難になり、ユーザーにとって有益な情報を提供しているサイトのみ上位表示がされることを意味している。

価値を伝えるターゲティングの注意点

ターゲティングは、正しく価値を伝えるためにとても重要なものだ。
細分化した市場の中から自社で接触したいひとつ、または複数のセグメンテーションを選ぶ。また、ターゲティングは行動や属性などの特徴が明らかになれば、商品やサービスを売り込んでいく上で届けていく情報やメッセージが明確になる。

アメリカのポートランドにある地域密着型の高所得者層向け高級グルメ志向のスーパー「ズーパンズ」では実際に次のようなターゲティングを行い成功を収めている。

集客方法:チラシ、メール
ターゲット:比較的裕福な高所得者層
何を売るか:添加物無しのPB商品が中心
どのように売るか:従業員の身だしなみの徹底や清潔感がある落ち着いた空間

このように明確にターゲティングをすることで、より消費者に価値を届けやすい戦略を実行でき、結果的に店舗への来店動機を実現した。この戦略により「ズーパンズ」の近所に大手チェーンの進出があったものの売り上げは全く変わることはなかった。
ターゲティングにおいては、いかに消費者の感じる価値を見出し、伝えるべきメリットを明確にすることが必要不可欠になる。

トリプルメディア理論、アーンドメディアについて

アメリカのIT情報サイト「CNET」でトリプルメディア理論について書かれた「マルチメディア2.0」がある。なかでも、「評判を得るメディア」という意味をもつ「Earned Media」というものが取り上げられている。

アーンドメディアとは、FacebookやLINE、Twitterなどのソーシャルメディアやブログなどを指し、顧客からの信頼や評判を得るために運営されているメディアのことを指す。
アーンドメディアの特徴として、友人や繋がりのある人から情報が発信されるため、その信頼度は高くなり拡散を期待することができる。リスク管理を徹底して運営をしていけば顧客の信頼も獲得しつつ、強力な営業ツールとして間接的に顧客に価値を伝えることができるツールとなる。

まとめ

実際にアメリカで行われている「価値を伝える集客」についてお分かりいただけただろうか。
いったい誰に何を売り、どうやって売り出していくのかを明確にすることが大切であり、それが顧客へ価値を届けることにつながる。商品・サービスを売り込むのではなく、選んでもらう理由づくりを行うために、自社のターゲティングについてもう一度考えてみよう。

弊社では第三者評価を活用したコントロールメディアを提供しており、実際に市場を独占するほどの集客を実現するなど数多い成功事例を生み出している。もし現状の集客施策に限界を感じている場合、コントロールメディアの運用を検討してみて欲しい。

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